はーい、torippyです。
色々と面倒な手続きやらを終え、いよいよ技能教習を受けるところまで辿り着いたみなさん。
あとは、勢いで卒業まで向かうのみ!(笑)
教習オーバーしようが、コケて泣こうが、無事卒業するまではバイクの免許はもらえません!
まず、二輪教習の一番はじめに行うであろうバイクの「引き起こし」。
力のある男性なら、なんら問題なくクリアーしてしまうであろう引き起こしですが、torippy含め女子には(特にtorippyのようなミニマム女子には)なかなか大変かもしれない一大イベントです!
今回はこの引き起こしについて、torippyの体験も合わせてご説明します!
バイクの引き起こし
引き起こしとは
引き起こしとは、倒れているバイクを起こすことです。
倒れているバイクを起こすから、引き起こしなんだね!
でも、正確には引っ張り起こすというよりかは、押して起こすイメージです。
なんで引き起こしをするのか
意気揚々と技能教習に来て、しょっぱなバイクを起こす事をさせられるなんて・・・
いいから早くバイクに乗せてくれ〜〜〜〜〜!!
と思うかもしれませんが、この引き起こしはものすごく重要なのです。
バイクに乗っていて、もしも道路上などで転んでしまったらどうしますか?
バイクは車と違って、自分で常にバランスを取りながら乗る乗り物です。
初心者のうちは、Uターンに失敗してコケたり、立ちゴケ(その場で倒れる)したり、バックに失敗してコケたりと、コケる場面が多々あります。
ベテランライダーでも、疲れていたり、ふと運転をあやまるとコケることはあるのです。
その時、バイクを自分一人の力で起こすことが出来ないと再び走り出す事ができません。
誰も助けてなんてくれない(泣)
優しい通行人や、たまたま通りすがりのライダーがいたら、もしかしたらバイクを起こすのを一緒に手伝ってくれるなんてケースもあるかもしれませんが(女子ライダーなら特に)、基本的には全て自分でやらねばなりません!
バイクが重かろうが、自分が非力だろうが、免許を持って運転している以上は自分のバイクは自分で扱えることが前提です。
なので、技能教習を始める前にバイクを自分だけの力で起こす事ができるかどうか、起こせないなら起こせるようにする為に、引き起こしをやるのです。
引き起こすバイクの重さは?
教習所で使用されている、教習車(教習バイク)は、だいたいどこの教習所でも同じものです。
torippyが取ろうとしている自動二輪の場合は、だいたいがHONDA「CB400SF-K」でしょう。
ちなみにtorippyの通った教習所では、カラーは青でした。
型番最後のKは、教習車のKだと聞いたことがあるような無いような・・・。
フロントライトのまわりに、デコトラばりのランプが色々ついているのが特徴です。
そしてこのバイクの重さは、約200kgです。
お相撲さんクラス!!!!!
200kgです。女子のみなさん、今まで自分の力で持ち上げたことのある重さですか?(笑)
相当重いです。
torippyは仕事が割と体力勝負な職なので、身長の割に体力にはかなーーり自信がありました。
重い荷物も軽々運ぶ、小さな巨人と言われるほど!(・・・だかどうかは知りませんが)
そんなtorippyが、結構弱気になるくらい重かったです。
「ヤバい、起こせる気がしない・・・・教習受けられなかったらどうしよう・・・」
本気で焦りました。
なので、プロレスラーや自衛官などものすごい筋肉に自信がある人以外は、心して挑んで下さい。
引き起こしのコツ
いきなりビビらせておいてなんですが、それでも身長153cmのtorippyが無事免許を取り、転んでも自力でバイクを起こせるようになっているのでご安心を!
引き起こしにもちゃんとコツがあります。
コツさえ掴めば、誰でもバイクを起こせるようになりますので、教習中に感覚を掴みましょう!
ここからは、実際にtorippyが考える引き起こしのコツをお話します。
起こすのではなく、バイクを押すイメージ!
「引き起こし」というと、言葉の通りバイクを引っ張り起こさねば!と考えがちですが、実際にはバイクを「押す」ようなイメージです。
バイクを力いっぱい押すのじゃ!
おおまかな流れはこうのようになります。
- まず、エンジンを切る!
- 右に倒れたら(スタンドと反対側)、スタンドを出しておく
- しゃがんで片手でハンドル、もう片方の手でシートの下やグラブバーなどを掴む
- 全体重をバイクに向けて、力いっぱい押す!!
1のエンジンを切るは、エンジンがまわったままだと不意にバイクが動いたりする場合があるので、必ずエンジンを切ってから引き起こしを始めましょう!
2のスタンドを出すも重要です。
スタンドがついていない側に倒れると、起こした際に勢いあまって反対側に倒れることも考えられます。
そもそも起こした後に「・・・どーやって乗れば・・・」となるので(笑)スタンドも必ず出します。
3は、まずどちらのハンドルを掴むかでも変わりますが、
左ハンドルを掴む場合→クラッチ握らず、ハンドルのみを握る。
右ハンドルを掴む場合→前輪ブレーキも一緒に握る。
前輪ブレーキも一緒に握る事で、バイクが動くのを防げます。
そして4。とにかく思いっきりバイクを押します!力の限り押す!これあるのみ!
注意点
押す時の足ですが、勢いつけて押そうとするあまりバイクから足が離れていると、逆にあまり力がバイクに伝わらないためうまくいかないと思います。
なるべく足はバイクに近づけて身体をバイクに近づけましょう。
あとはいざコケてバイクを倒した時は、気が動転するかと思います。
慌てて起こそうとすると、誤ってエンジンに触れたり手を挟んだりと危ないですので、まずは落ち着いてエンジンを切る!これです。
これから何度もコケるので、めげることも無い。堂々とコケよう。
もし引き起こしが出来なかったら?
torippyは技能教習1時間目で引き起こしと、バイクの取り回し(エンジンかけずにバイクを力ずくで動かす練習)を行い、なんとかバイクの扱いを覚えてそのまま教習が進みましたが、中にはどれだけ頑張ってもバイクの引き起こしが出来ない人ももちろんいます。
わかります。私ですら相当重かったんですから・・・
そりゃ無理!ってなる人いるわと。
torippyの通った教習所は、torippyのようになんとかバイクを起こせるまで時間をかけて教えてくれましたが、本当に起こすのが難しいと判断されると、普通二輪では無く小型二輪免許の取得からを薦められる事もあるそうです。
これは教習所や、教官によるでしょう。
自分のバイクを扱えない以上、公道での運転は危ないですからね。仕方ないです。
本気で無理!と思ったら、小型自動二輪の取得からスタートするのも全然アリだと思います。
小型二輪のほうが扱いも楽ですし、小型二輪の免許を取得する頃にはバイクの扱いにも慣れているでしょうから、時間とお金はかかりますが、そこから普通二輪にステップアップしていけば良いのです。
そして最終的には大型二輪も。。。
まとめ
ここまで読んでも、いざ実際に引き起こしするとなると、想像以上の重さに始めは焦るかもしれません。
でも、153cm非力女子torippyでもコツを掴めば引き起こし出来たので、大丈夫です!
やみくもに力を使うのでは無く、ポイントを押さえてバイクを押せば必ず起きます!
あとは、教習中に何度もコケる→バイク起こすを仕方なく繰り返すうちに、慣れます(笑)
torippyも、教習中盤頃には教官に
よくそんなすぐにバイク起こせるね(笑)
と言われるまでに成長しました(笑)
ミニマム女子でも、絶対乗れます!諦めずに力いっぱいバイクを押そう!!